本当にコロナ後遺症=慢性疲労症候群なのか?
コロナ後遺症で起きている様々な症状は
慢性疲労症候群にかなり似ているらしい。
果たして、コロナ後遺症=慢性疲労症候群なのか?
私が個人的感覚で考察するかぎり、
その可能性が高いと思う。
そもそも自分がなぜ慢性疲労症候群になったのか?
なにかの感染症にかかっているのか?
ストレスが原因か?
食事が悪いのか?
いろいろ考えてみた。
そういえば、10年以上前に溶連菌感染したことがあった。
かなりノドが痛くて鏡で口の中をみると真っ白!に膿がたまっていた。
この画像より酷く、口の中が真っ白になっていたことを覚えています。
長らく慢性疲労症候群に悩んでいた頃は
何が原因なのかさっぱりわからなかったのですが
慢性疲労症候群は感染症と関連があるらしいということがわかって以来
溶連菌感染との関係性はあるのではないかと考察しています。
(日本医療開発研究機構のHPより抜粋)
CFS患者では、喉の痛みや発熱とともに強い筋肉痛、脱力感、関節痛などのインフルエンザ様症状が認められることや、集団発生が欧米各地でみられたことより以前より感染症の関与が疑われ、CFS病因ウイルス発見の努力がなされてきた。その代表的なウイルスとしては、Epstein-Barr(EB)ウイルス、エンテロウイルス感染症などがある3)。また、CFSの中にはウイルス感染症だけでなくクラミジア、マイコプラズマ、コクシエラ、トキソプラズマ、カンジダなどの感染症がきっかけとなり発症した症例が少なからず存在することより、厚生省CFS診断基準では明らかな感染症後に発症した症例は「感染後CFS」として区別している3)。日本でも平成3年九州地方において肺炎クラミジアに感染した86名の内12例がCFSに罹患したという集団発生例も確認されている3)。
しかしCFS患者でみつかってくる多くの感染症は、種々のヘルペスウイルスの再活性化やマイコプラズマ、コクシエラ、トキソプラズマなどの慢性感染症であり、免疫力の低下が関連しているものと思われる。社会心理的なストレスがNK活性などの免疫力の低下を引き起こすことは良く知られており、前述した社会心理的なストレスと遺伝的因子が関係しているものと思われる。
この「感染後CFS」という状態だったのだろうと
志井田先生もそうおっしゃっていました。
つまり、
慢性疲労症候群とは、なんらかの感染症に現在進行形でかかっている状態ではなく
感染後に扁桃腺に膿栓が詰まったままの状態であることから
免疫異常を起こし続けている状態だ
とのことでした。
(現代医学では定説となっていないので先生の推察というレベルですが)
つまり、感染症の後に膿栓が詰まることで起きる病態だ、と考えれば
ウィルスや菌の種類は選ばないということでは?
そう考えるとコロナ後遺症=慢性疲労症候群
という説も成り立つのではないかな と思うわけです。
だからこそ、慢性疲労症候群の患者さんたちが
「コロナ後遺症の人は慢性疲労症候群と名乗るな」と攻撃していることは
私から見ると大変奇妙に見えます。
感染症後の免疫システムの狂いと認識するならば、
コロナ後遺症の方々が慢性疲労症候群だと位置づけられることに
なんの問題点もないように思えるからです。
逆をいえば、「正統派を名乗る慢性疲労症候群」の方々も
発症前に感染症にかかったことが原因かもしれないと考えれば
治療に結び付けられるかもしれないな と思うわけでありますが
あまり過激な人々を刺激したくないので
この辺で・・・。
世の中には「治りたくない人」も存在するようですが
私は「治りたい人」が良い情報にたどり着ければいいなと思っています。
何度も書きますが
言い切るつもりはありません。
ただ、あまりにも見落とされている疾患なので
知ってほしい、適応する患者さんは治療につながってほしい
という気持ちでブログを書いています。