元・慢性疲労症候群患者の回復日記

治療体験記/節約情報

扁桃腺の手術(扁桃凝固手術)レポート!

ようやく手術について書きます!

 

先生曰く

扁桃腺のポケットに膿がつまって体に悪さをするんだ。

扁桃腺ってふしぎだね。

ここが悪いと全身の病気になるんだよ。

腎臓病、リウマチ、掌蹠膿疱症・・・

色んな病気になっちゃうんだ、驚くほどだよ、

扁桃腺って面白いねぇ」

って・・・にこにこしながら仰る。先生!すごいです。

(「扁桃自体はほとんど無症状か、軽い痛みや異和感がある程度であるが、それが原因となって扁桃から離れた臓器-皮膚、関節、腎臓-に引き起こされる疾患」を扁桃病巣感染症といいます)

 

で、手術の内容は

扁桃摘出術(扁摘)」ではなく「凝固手術」です。

扁桃腺そのものを切ってしまうのではなく

悪さをしている扁桃腺のポケット(陰窩-いんかといいます)の深さを調整し、扁桃腺のボリュームも小さくすることで扁桃腺は残したまま、機能を改善できるという手術です。

 

この手術をやっている耳鼻科は少ないようです。

手術内容に関して、こちらの耳鼻科さんのHPがとても詳しいので

是非ご覧になってください。

jibika.exblog.jp

 

 

 

わたし「先生、凝固っていったいどんな手術なんでしょうか?」

先生「刺身をお湯に入れたらひきしまるでしょ、ああいうかんじ」

わたし「刺身ですかぁ・・・(笑)」

先生「うん。だからお灸みたいなものだよ、

ちょっとお灸するだけで全身がうんとよくなるよ!」

 

というわけで私は初診で手術して頂きました。

まずは麻酔のスプレーをして

先生が機械の調節をする。

そして、扁桃腺に電気を通します、

バチバチバチバチバチ!!!!!!!

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これがね、

痛くはないんです。

先生は「扁桃腺には神経が通ってないからそんなに痛くない」

って仰っていました。

痛くはない。

ただ、電気を通しているので焦げくさい。

そして口を開けているのがとても大変。

大きい口を開けてキープする練習をしていったほうがいいかもしれない。

 

※ほかの患者さんの凝固手術体験談によると、

痛いと感じた方もいらっしゃいましたので、個人差はあると思われます。

 

私の場合は10分くらいかけて

電気で焼いていきました。

おえっっ!!てなっちゃうので唾液は

看護師さんに渡されたトレーにその都度吐いていました。

 

で、あとは鎮痛剤やうがい薬を処方して頂きました。

ご飯は1時間後から食べていいよ、と言われる。

抗生物質は必要ない、とのことでした。

とにかくうがいしてね~と言われ、それ以外はあまり言われなかったなぁ。

痛くてご飯が食べられないと予後がわるいから、

しっかり鎮痛剤のみながらごはんを食べるように!と言われた。

 

日帰り手術なので実に短時間で終わり、

私は本当に満足しています!

 

術後10日は痛かった!

それなりに体に負担がかかるので鎮痛剤を飲みながらゆっくり過ごしておりました。

しかも、私の場合は扁桃腺がエライややこしいことになっているらしく

小さな調整含めたらこのあと4回も凝固手術したのですー!

(こんなに手術する人はなかなかいないらしい。)

 

手術をしては先生のところへ行き、

を繰り返したので大変でしたが、

先生に治していただいて本当に良かった!!と思っています。

もう、本当に命の恩人です。

だってほかの医者には「喉が痛いのは精神的なもの」って言われてあしらわれていましたから・・・

 

私の場合は先生に診察していただくたびに

先生に泣き言をいったり、他の先生の愚痴を言ったり(先生.ごめんなさいw)

ほんとうに色々なことをお話しました。

先生はいつもいつも優しく聞いてくださり、

私が理解出来る優しい言葉で何度も説明してくださりました。

 

こんなに素晴らしいお医者様に出会ったのは

一生分の運使い果たしたんじゃないかというくらいの衝撃でした。

 

 

 

ずーっとベッドで寝ていて泣きつづけた日常に終止符をうち、

外出したり、料理を楽しんだりするようになりました。

日常が楽しいし、生きていて良かったなーって思います。

なにもできない毎日は本当につらかった。

先生と出会えて本当にラッキーでした。

 

慢性疲労症候群の症状に悩まされている方すべてが

扁桃腺の病気だと決めつける気は毛頭ありませんが、

一部の方に扁桃膿栓症のかたがいらっしゃるのかも・・・

もしそうだったら、たんに抗生剤、消炎鎮痛剤を出すだけの耳鼻科に行くより

きちんと扁桃腺を診れる医師の元へ行ったらいいのではないかと思いこのようなブログを書きました。

 

どなたかのお役に立てたら幸いです。

 

それでは、また!