元・慢性疲労症候群患者の回復日記

治療体験記/節約情報

本当にBスポット療法で慢性疲労症候群は治るのか?

耳鼻科に行っても

「ちょっとノドが腫れているけど問題ないでしょう」

と診断されて抗炎症剤を処方されて帰る、の繰り返しだったとき、

堀田修先生のこの本に出合いました。

 

 

 慢性上咽頭に関してとても詳しく載っていて

自分に当てはまるような気がしました。

Bスポットをすぐにできる環境ではなかったため

とりあえず生理食塩水で鼻うがいしたり

 

 

 この本に書いてあるとおり

ソンバーユを滴下してみたり

ミサトールリノローションを試してみたりしました。

(詳しくは堀田先生のご著書を参考にしてみてください。) 

www.adabio.co.jp

 

 

もともと喉が痛いと感じた時に上咽頭のあたり

(鼻の奥あたり)に違和感や鈍痛を感じていたのですが

ミサトールリノローションをためしたときは

これだー!と思うほど沁みました。

 

はじめて「慢性上咽頭炎が原因なのかもしれない!」と思いました。

ただ、Bスポット療法をやっている病院が近くになかったため、

仙台の堀田先生のところまで行くことを決断。

 

堀田先生のBスポット療法、

ものすごく痛かったです・・・

でも先生も「Bスポットでよくなると思うよ!」と言ってくださったこともあり

「これで慢性疲労症候群からおさらばだ!」という

気持ちが強くって、すごくうれしかったことを覚えています。

 

先生にセルフBスポットをやってといわれて

塩化亜鉛と綿棒を購入、自宅でBスポットをやっていましたが

一向に良くなることはありませんでした。

それどころか、Bスポットって粘膜を焼く行為なので

やったあとってすごくしんどくなるんです。

→私だけでしょうか?発熱が激しくなってからだがだるくなっていました。

 

慢性疲労症候群を治すため、とがんばってBスポットをやり続けていましたが

結局はBスポット療法で慢性疲労症候群が治ることはありませんでした。

私が扁桃膿栓症(から起こる慢性扁桃炎)を指摘してくれる医師に出合ったのは

ただ、ただ、偶然でした。

 

その医師は当時94歳!

(堀田先生の著書におじいちゃん先生に名医が多いと書いてあったのは本当でした!)

昔は上咽頭炎のことを鼻咽頭炎といっていたそう。

堀田先生のご著書のとおり、上咽頭炎に塩化亜鉛を塗る治療は昔はよく行われていたそうです。

ただ、Bスポット療法はあくまでも対症療法であるという、堀田先生の本にはないお話を聞きました。

咽頭が慢性的に炎症を起こすには理由がある。

扁桃腺に膿栓が詰まって慢性扁桃炎の状態になっていると

咽頭にも慢性的に炎症が起きてしまう。

だから、その場合の上咽頭炎は副次的な症状であって、

扁桃腺の治療をしないとBスポットばかりやっていても意味がない、

だから上咽頭だけにアプローチしても治らないよ!とバッサリ。

 

その時点で何か月も頑張ってBスポットをやっていた私は信じられない気持ちでいっぱいでした。

 

扁桃腺の圧迫テストが始まり→多数の膿栓がこぼれおちる

→「原因はこれ!

あなたの場合は扁桃腺に膿栓が詰まらないようにしてやらなきゃいけないんだよ」

と説明を受け、その日のうちに手術。

といった感じでした。

 

手術のあとは上咽頭炎も自然と落ち着きました。

 

慢性疲労症候群にBスポットが効く!という情報を

よく見ますが複数回通っても微熱が下がらなかったり

その他症状に変化がない場合は

他に悪さをしているものがあるかもしれないと疑ってかかったほうが

いいのかもしれません。

 

ただただやみくもに

Bスポットをやり続けても意味は無いと思いますので

問題をうまく切り分けて考えてくださる先生の指導の下、

Bスポット療法を行うのがいいのではないでしょうか?

 

ネットを見ているとあたかも

「Bスポットですべてが治る!」というような書き方をしている人が多いのですが、

妄信しないほうがいいと思います。

もちろん堀田先生もそれを本の中で触れておられました。

 

 

それにしても堀田先生は何冊も慢性上咽頭炎の本を出版されているんですね。

私はここ5年くらいノーチェックだったので全く知りませんでした。

BスポットがEATという名称変更したことすら最近知りました。

 

【このブログではこれからもBスポットと言い続けます】

【さらに、昔からやっている先生は鼻咽頭炎と言っています】

【名称をコロコロ変えると検索に引っかからなくなるので安易な名称変更はやめていただきたいです。】

 

 こんなに堀田先生の著書が増えていたとはおどろきです。

 

 

 

 

 

 

 

扁桃腺の手術のあと

めっきり上咽頭炎のほうも落ち着いていたので

全くセルフBスポットも行っていませんでしたが、

風邪予防、コロナ予防にまた鼻うがいを習慣として復活させようかなと

思っています。

 

鼻うがいに関しては、いろんな容器を試してきましたが、

ハナノアの容器がお気に入りです。

 

 

洗浄液はハナノアのものでもよいんですが

結構お値段が高いんですよね(;^_^A

ですので、私は普段ドラッグストアでコンタクト用の生理食塩水を購入して

使っています。

(いつも使っているのはソフコンプラスというものです)

生理食塩水はアマゾンよりもドラッグストアのほうが安いようですね。

ソフコンプラスは1個あたり200円程度で購入しています。

※防腐剤などは入っていないので数日で使い切りましょう! 

 

 サイナルリンスも好きでしたが、

微温湯で溶かさなければいけないので

水道水を鼻に入れることに抵抗があって辞めてしまいました。

 いろいろな商品が出そろっているので

一通り試してみて自分が一番続けやすい形を模索するのがいいでしょうね。

 

私も久々に上咽頭洗浄を習慣化しようと思います。