医師による膿栓除去の技量にバラツキがありすぎることが患者を一層混乱させているのではないか？
私のブログを見てくださった読者さんが
病院で膿栓を診てもらえないかとお願いしているようで
そこでも問題が生じているように感じます。
私の主治医の志井田先生がおっしゃっていたことは
・目視だけじゃだめ
・陰窩（扁桃腺の穴）の奥に入り込んでしまった膿栓は
奥に隠れているから押し出さないと出てこない（圧迫テスト）
・扁桃腺の表面だけを洗浄しても意味がない
（奥に入り込んでいる膿栓は圧迫してかきださないとだめ）
・抗生物質では膿栓症は解決されない
（物理的にかきださないとダメ）
とのことでした。
この志井田先生が行っていた扁桃腺を圧迫する
「圧迫テスト」は、先生が若い頃はメジャーな方法だったらしいのですが
今はほとんどやっていないみたいだと言っておられました。
ですので
患者さんが「膿栓を除去したいので圧迫してほしい」とお願いしても
医師からすれば「目視でみたけど問題ない」
「洗浄したけど問題ない」と帰されてしまうケースがあるのではないかなと
思っています。
※絶対に見落としがあるはずだ、と確定しているわけではなく
そういうケースもありそうだ、という意味です。
実際に私の知り合いの方の実体験があります。
東京の6スポットで有名な病院に通院されていたのですが
あまり良くならず
私の体験例を聞いてその病院の先生に「膿栓があるか調べてほしい」
とお願いして扁桃腺の洗浄をしていただき
「膿栓はなかったから心配しないでいい」といわれたのですが
その後も倦怠感がつづき、絶望する毎日になってしまい
「東京の病院では気にするなと言われたけど、
万が一の可能性にかけたいんです、
どうしても志井田先生に診てもらいたい」
とのことで東京からはるばるいらっしゃいました。
実際に志井田先生に圧迫テストをやってもらったら
膿栓の塊がいっぱいでてきたそうなんです。
その時点で「これは凝固したら一発で治る！」と志井田先生が断言され、
実際にその方は１回の凝固だけで治ってしまったんです。
これは６年ほど前の話です。
この話を聞いたときは
「簡単に膿栓除去とはいうけれど医師の技量の差が大きすぎて
見逃し、とりこぼしが絶対ないとは言えないのではないか」と感じました。
つまり、陰窩（扁桃腺の穴）の奥に詰まっている膿栓は
目視だけでは絶対見えないところに隠れているし
ちょっとやそっと洗浄したくらいではすべての膿栓が出きらず
残骸が奥に貯留したままだと、慢性炎症を引き起こしたまま
中途半端な処置で終わってしまう
ということもあるのでは？と。
もちろんそれは患者さんの状態、
扁桃腺の形や陰窩の深さ、大きさ、膿栓の量などによって
大きく個人差があると思いますので「絶対にこうに違いない！」
なんて断定できないのですが、
医師の技量の差に違いがありそうだ、とは言えそうです。
そこで一番怖いのが
「医師に膿栓はないって言われた」
「医師に洗浄したから問題ないといわれた」
→だから膿栓に関しては治療の選択肢として除外するという
結論になってしまうのではないかということです。
じゃあどこの病院にいったら「ちゃんとした」圧迫テストを
行ってもらえるんですかという話になると思うのですが
私が一番信頼している耳鼻科は
もう閉院されてしまい
正直、私が経験をもって推せる病院の情報はありません。
ただ、６年前ほどに知り合いから聞いた情報をつい先ほど思い出しました。
大阪市福島区の田中耳鼻咽喉科で「扁桃マッサージ」とよばれる治療を
していただいたら膿栓がでてすごく体調がよくなったという
情報をきいたことがありました。
圧迫テストとどう違うのかよく知らないのですが
もしお近くの方は問い合わせしてみたらいかがでしょうか？
私は自分が慢性疲労症候群から解放されて
この５年間くらいなんの情報を取り入れていない状態だったので、
BスポットがEATと呼ばれるようになったこと、
コロナ感染後に慢性疲労症候群の患者さんが増えたこと、
クラッシュとよばれる言葉ができたこと、など
最近知ったばかりで大変驚きました。
私の持っている情報はもうすでに古くなってしまっているかもしれません。
ただ、私の知るかぎりのことは全て出し惜しみせずに公開していきたいと思っています。
みなさんも
「ここの病院に行ったら圧迫テストしてもらえた」
「よくなった」
など、情報がありましたら教えてください。
匿名で情報共有し、ほかの患者さんにフィードバックすることができれば良いなぁと願っています。
今回も長くなってしまいました！
それでは、また！
