元・慢性疲労症候群患者の回復日記

治療体験記/節約情報

慢性疲労症候群患者は心身症になりやすい?

私はもともと無茶苦茶元気なほうで

徹夜も長時間労働もなんでもこい!

過食も飲酒もばっちこい!

な人種だったのですが

慢性疲労症候群CFS)に突如なってから

ありとあらゆる症状に悩みました。

どこまでが慢性疲労症候群でどこからが他の疾患なのか

見分けがつきにくくなりました。

 

今は慢性疲労症候群を回復できているので

完全に切り分けができています。

・微熱

咽頭痛、咽頭炎扁桃

・関節痛、身体痛

が起きている場合は

扁桃膿栓症からくる慢性疲労症候群

 

でも微熱が長く続いて、しかもそれがなかなか治らない

原因がわからない、

ずっと寝たきりの生活が長いと他の症状も出てきてしまいました。

 

頭痛、かたこりなどの慢性的な筋肉の緊張、

イライラ、不安などの精神症状

慢性胃炎過敏性腸症候群(下痢、おなかがぐるぐるする)など胃腸障害、

手足が冷える、のぼせる、むくむ、PMSなど(自律神経失調症

症状が多岐にわたりますが

全部ひっくるめて「自律神経の乱れ」という一言に尽きるかと思います。

 

実は、慢性疲労症候群から回復しても

なかなか上記の症状が治らずに苦しんでいました。

特におなかがすごく弱くて

ちょっとしたことで胃痛が起きたりしょっちゅう下痢したりしていましたから

ものすごく食べ物を制限したり

ちょっと脂っこいものをたべただけで気に病んでばかりいました。

胃カメラ大腸内視鏡などをしても異常はなく、

自分は胃腸が弱いんだ、と思い込んでいました。

 

そんな時によくツイッターでみる

中医学」にひかれてしまったのが一番の間違いでした。

漢方薬剤師の指導の元、食養生をはじめました。

小麦粉、砂糖は良くないとか

納豆は消化に悪いとか、発酵食品は痰湿ためるからだめとか

脂っこいものはだめ甘いものは絶対だめ

果物は体を冷やすからダメ

温かい飲み物しか飲んではいけない

カレーは脂っこいからだめ 麺類は消化に良くないからだめ パンもダメ

ありとあらゆるものがNGで

どうしてこんなにまじめに気を使っているのに

一向に胃腸の調子がよくならないんだろう、もっと頑張らなきゃ!

と焦りながらお高い漢方をせっせと飲んでいました・・・

 

 

 

あるとき、医師に

「あなたの調子が悪いの、たぶん食べ物のせいじゃないよ!」

と言われて え!?と驚いて

先生が言うことが本当ならば、今まで我慢していたもの全部食べてみようじゃないかー!と

胃腸にはよくなさそうなもの

プリンとか揚げ物とかチャーハンとかw

を食べてみたらぜんっぜんおなかの調子が悪くならないどころか

快調になっちゃったんです。

 

よく「ストレスで胃腸炎になる」という通り

私の慢性胃炎過敏性腸症候群も「気にしすぎ」が原因だったんです!

それまで身体的症状を「気のせい」といわれると激怒していた私なのですが

(もちろん扁桃炎や膿栓症は気のせいではありませんよ!)

今回ばかりは自分の「気のもちよう」が体に悪影響を及ぼしていたんだなと

実感し、本当に反省しました。

それに気づかせてくれた先生に感謝しています。

 

こちらの本にはかなりお世話になりました。

これは過敏性腸症候群認知行動療法を取り入れた日記で治す

という本なのですが

本当に3週間でおなかが整いました・・・

びっくりしました。

そのぐらい、気持ちとおなかはつながっています。

 

 

自律神経に左右される疾患→気の持ちようを見直そう!

自律神経と関係ない病気→まずは、きちんと治療してくれる医者をみつけような!

と言いたいわけです。

この切り分けって結構重要じゃないですか?

私はこの視点、大事だと思います。

ここを切り分けして説明してくれる医師の存在は

非常に重要だと思います。

 

なんでもかんでも気のもちようでどうにかなるとか

なんでもかんでもストレスのせい なんていう先生は信用できませんね。

 

ただ、難病になるともともとの病気の症状プラス

自律神経系の症状も加わってきてしまうため、

なにがなんだかわからん、混乱した状況に陥ってしまった

自分の教訓として記事を書いております。

 

このような心の状態が体に影響を及ぼす病気を総じて

心身症」というそうです。

 

私はものすごく心身症になりやすいんだな、と自覚できたので

現在はそうならないように注意しています。

心身症って、自覚さえできればコントロールするの簡単だと感じています。

 

たとえば手足の冷えって緊張したり考え事したりスマホいじったりしていると感じます。

ずーっといやな考え事が続いていると胃がグルグル音をならして

気持ち悪くなったり胃が痛くなったりします。

頭痛や肩こりなど筋肉が固くなって痛みを生じたりもします。

 

これらは自律神経の乱れで起き始めているんだな、と自覚が出来たら

気分転換をしたりお風呂に入ったり深呼吸をすることで

自律神経の緊張を緩めてやります。

そうすることで体の症状がすぐにとれるんです。

要は自分の気持ちと行動を変えることで自律神経を調整してやる!

ていうめちゃくちゃ「気の持ちよう」が大事な疾患なわけです。

 

もちろん寒暖差や気圧差なんかで自律神経が乱れることがあるので

すべてが「気の持ちよう」ではないにしろ、

自分で工夫できることはなるべくする、

ということで対策はとれるわけです。

 

■おいしいものを食べる!

スマホの見過ぎはやめる!

自律訓練法をする←めっちゃくちゃおすすめ

■考えすぎない!←自律訓練法やマインドフルネス

 

こんな風にちょっと気をそらす、

ちょっと気分転換する、

行動を変える、

いったことのない場所へ行ってみる

など非日常を楽しむこともいいかもしれません。

 

心身症になって初めて自分の弱点が理解できました。

自分がどんなときに症状が出やすいのか、傾向を知っておけば対策しやすいと思います。

 

今年の冬は全く手足の冷えを感じないし、

胃腸が元気で食欲旺盛、毎日のお便りが素晴らしい!

心身症が改善したというのはものすごく大きな一歩だと思います。

 

自分にとって中医学食養生は全く意味がなかったです。

好きなものをたべ、楽しんで、いろいろなところへ行き

いろいろな人と出会い、笑って過ごす。これめっちゃ重要だと思います。

 

そうなるためにも、まずは「気のせい」なんかじゃない疾患

慢性疲労症候群をまず治すことが先手となります。