元・慢性疲労症候群患者の回復日記

治療体験記/節約情報

慢性疲労症候群の患者は情弱ビジネスのカモになりやすい

 

 

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私のCFS歴は長かったので

ありとあらゆる情弱ビジネスのカモになってきました。

一体いくら無駄なお金を使ったんだろう。

 

慢性疲労症候群だけではない、

たくさんの「原因不明」とされている難病があります。

難病患者にとっては良いものがあると聞いたらすぐに何でも試してみたい。

エビデンスなんて、なくたってかまわない。

とりあえず藁をもつかむ思いで試したい。

効くかどうか、やってみなければわからないじゃない!

そんな切羽詰まった気持ちは

難病の方でないと共有できない心境ではないでしょうか?

 

私が試したものは

・水素水

イミダペプチド(鶏むね肉)

・還元型コエンザイムQ10

・オーソモレキュラー(分子栄養学)←自由診療

・マイヤーズカクテル(点滴)←自由診療

・プラセンタ注射←自由診療

 

もっとあった気がしますので

思い出したら追加します。

 

「抗疲労効果はあるから、悪くはないんじゃない?治療効果はないけど」

みたいなものすご~くあやふやな理論で

あたかも慢性疲労症候群に効果があるかのような

触れ込みで出回ってますけど、こういう商売の方法はかなり問題があると考えています。

 

某〇〇大学とか某〇〇クリニックとか

いかにも専門家です!みたいな【先生】が勧めていると

効果が期待できそうな気がしませんか?

 

慢性疲労症候群の権威です」とか「専門家です」と名乗りながら、

こういう商品を困っている患者に売りつけて利益を得たいだけの

商売人だと捉えています。

「本当の」専門家ではないと思います。

 

皆さんはどう思われますか?

 

患者は気休めのサプリとか気休めの食品とか気休めの点滴、注射なんて

求めてないんです。

患者が欲しいのは根本的な治療なんです。

 

水素水で慢性疲労症候群が本当に治るなら何リットルでも買いますよ。

でも、あんなもので治るわけないですから…

みんなわかってますよね?

水素水やサプリや自由診療に治療効果がないことは。

 

だまされる人間がわるい、情弱じゃん!と思われる方もいるでしょうけど、

冷静に考えれば効果なんてないものに騙されてしまうほど、

患者は視野がせまくなっていて

異常な心理状態にあることが多いと思うんです。

健康な人が理解できないのはそういう点だと思います。

 

それは、慢性疲労症候群から抜け出した私だからこそ改めて感じることができるんだと思うんです。

 

慢性疲労症候群CFS)は「疲労ではないんだ!」といいつつ

患者に抗疲労効果のある食事やサプリ、点滴を進めることをどう感じますか?

その時点で理論破綻してますよね?

そして、そんな自称専門家をこれからも信じ続けますか?

 

 

「水素水はCFSの治療にならないことなんて知ってる。

でもプラセボ効果でよくなってる実感があると思うから水素水の批判をするな」

という患者さんがいらっしゃいました。

よくなっていると信じて患者さんが飲むことは何も問題ないと思います。

でも医療従事者が「水素水は抗疲労効果があるから慢性疲労症候群に勧める」

行為はよくないと思っています。

 

慢性疲労症候群の患者さんは未だに

このような’情弱ビジネス’の食い物になっていると感じます。

 

治療効果がないと明らかにわかっているはずなのに

あたかも効果が望めるような表現をして

患者になにかを買わせる、

そのような患者を食いものにしている医療従事者を私は心から軽蔑しています。

 

 

難病に悩む方々が搾取されることなく、きちんとした治療に出会えることを

心より祈っています。