元・慢性疲労症候群患者の回復日記

治療体験記/節約情報

圧迫テストのやり方(扁桃膿栓症のセルフチェック法)

口蓋扁桃«こうがいへんとう»が正式名称なのですが、

扁桃腺と一般的によばれているので、以後、扁桃腺で統一します。

 

膿栓が表に飛び出ていたり膿汁が出ていたりしませんか?

匂いはしませんか?

私は左手にiPhoneの背面にあるLEDライトと鏡をダブル持ちし、

右手で舌圧子または綿棒をもって

軽く圧迫しながら観察しています。

iPhoneのLEDライトはかなり優秀です。

わたしはiPhoneで動画撮影しながらセルフチェックし、記録にのこす扁桃腺マニアですw

 

 

ということで、私の扁桃腺の画像を使って説明します。

 

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凝固手術した側

左右にひとつずつ扁桃腺があるのですが

A(こちら側からみて左側)は陥没しているように見えると思います。

これは凝固手術した痕です。

陥没しているところが扁桃腺です。

陰窩(扁桃腺にある穴)のなかに膿栓がたくさん詰まったままになっており、

表からは一見膿栓があるようには見えませんでした。

自然に膿栓が出てきたという経験もありませんでした。

膿栓が陰窩の奥に隠れている場合は圧迫テストで押し出してやらないと

わからないので、圧迫テストがとても重要なんです!

目視だけじゃだめ!圧迫しないと!

と志井田先生は口を酸っぱくしておっしゃっていました。

 

切開し凝固したことで

扁桃腺の一部を残した形になり、かつ陰窩が解放された形になっています。

(ですので膿栓が再度溜まりにくい構造になっており、

自分で膿栓チェックもしやすいです)

 

 

 

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矢印がついているほうは手術をしていません。

どこに扁桃腺があるのかわかりますか?

みずいろの矢印が付いている、

ひだとひだの間に扁桃腺が存在しています。

ひだを舌圧子や綿棒などでぺろっとめくると扁桃腺が現れます。

さらにその扁桃腺を圧迫することで膿栓がないか、セルフチェックができます。

未手術ですが、ひだがあることでセルフチェックはやりにくいです。

 

私はライトでよく照らしながら

扁桃腺の色や形を観察し、

左右の扁桃腺を軽く圧迫してセルフチェックしています。

 

使う器具はこちらです。

 

 これのカーブしている部分で扁桃腺を圧迫します。

カーブがついているのでしっかり押しても扁桃腺が傷つかないのですが

唾液で滑りやすいので都度唾液を拭き取りつつ作業します。

 

 

 このような木製のものや金属のものは扁桃腺を傷つけるので使いません。

 

 

 このような木製の軸の綿棒は使いやすいです。

軸が木製なので折れない、かつ綿棒なので傷つけにくい。

ただし強い力ではやらず、あくまで優しく圧迫しています。

擦るのではなく、圧迫です。

 

 

  このようなごくふつうの綿棒でもできますが

すぐに軸が曲がってしまうので使いにくさはあります。

でもやろうと思えば出来ますよ!

擦っちゃダメです、圧迫です。

 

 

 

ここ、あやしいな?と思ったら

目当ての陰窩に直接このメンティップの綿棒を差し込んで軽く掃除します。

私の場合、スポッ!っと気持ちいいほどに入って汚れがとれますw

このメンティップは鼻からの上咽頭炎擦過に医師も使用されているものです。

ちいさな綿球なので陰窩にフィットし、傷つかずとても気に入ってます。

もちろんセルフBスポットでも使えます。

ただ、お値段は高いのですが医療用ということもあり滅菌されて個包装になっているため安心して陰窩の掃除に使えます。

塩化亜鉛をつけて陰窩を掃除するのは、良いのかどうかわからないのでやっていません。

6スポットという治療もあるそうなので

陰窩に塩化亜鉛が入っても問題ないとは思いますが・・・。

 

 

 

こんな感じで膿栓が隠れていないかセルフチェックは

やろうと思えばできるのですが、

嘔吐反射もありますし

最初はなかなかうまくいかないかもしれません。

一番心配なのは圧迫することで扁桃腺を傷つけてしまうことです。

おすすめは出来ませんが圧迫する場合は優しく傷つけないように

行ってみてください。

しかし耳鼻科にみていただくのが一番です。

でも圧迫テストをやらない先生が多いから…という理由で

今回はセルフチェックについて触れてみました!

 

膿栓が出た場合は、体の調子に変化があるか

ぜひ観察してみてください。

 

私がうかがった話ですと

膿栓を1回除去しただけで倦怠感が良くなった方がいらっしゃいました。

最初から手術!と焦らずに、とりあえず膿栓除去をして

様子を見るというのも一つの選択肢なのかもしれません。

 

膿栓の除去をしてみて、一時はよくなったけれども

やはり再度膿栓がたまってしまい、症状がぶりかえすならば

手術に踏み切るという形でもいいのかもしれません。

 

その辺は医師とよく相談してください。 

 

たくさんの人に興味を持っていただきありがたいです。

ありがとうございます。